鬼に金棒、キチガイにビトン
(burberry)
バーバリーと言えば大陸の中国人客がビトン、シャネル、エルメス、グッチと並んで大好物のブランドでしたが香港でのバーバリーの売り上げが2桁の減少となった事から香港最大のフラッグシップがあるパシフィックプレイスの売り場面積を50%縮小すると発表しました。
バーバリー側は2桁の数字とだけで実際の数字の公表はしていません。2桁と一言に言っても実際の数字知りたいですよネ。
香港バーバリーの売上高2桁の激減、South China Morning Post 10月 18 日付記事
大陸からの外貨持ち出し規制の影響が大きく出た形となりました。
記事を見るとPRADAが価格お手頃ラインを打ち出したとありますが、そもそも10年前、シャネルのバッグだって20万円台で買えたんですよね、それが今じゃ60−70万円台と高級ブランドであっても異常レベルの高騰。 ある程度軌道修正されて欲しいと思います。
2015年夏に消失したバーバリーブルーレーベル
一方日本だけで買えるという付加価値とお手頃価格が人気だった三陽商会のライセンス商品のバーバリーブルーレーベル。バーバリーブルーレーベルは日本人に愛されたブランドでした。
英国バーバリー本社からライセンス契約を一方的に打ち切られ稼ぎ頭を失った三陽商会はどうなったんだろう?とっても気になったんで記事を拾ってみました。ブルーレーベル、ブラックレーレーベルはもうバーバリーのチェック柄を使うことは出来ませんが、バーバリーの名前が取れて単にブルーレーベル、ブラックレーベルとして存続していますが苦戦している模様です。
金看板『バーバリー』を失った三陽商会の苦境、東洋経済2016年11月4日記事
50年近くかけて三陽商会が積み上げて来た信頼関係をバーバリーがあっさりと解消するというニュースを2年前に見かけた時は寒々とした気持ちになりました。 バーバリーX三陽商会決裂 前記事
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ビトン不滅のフェイス。
ちょっと前か、いいえ、かなり前かな。
今でも忘れられない出来事がありました。
深夜の六本木でピシッとスーツで決めた三十代のサラリーマン風のお客さんを乗せて大門まで。
かなり酔っぱらっています。
大門に着くと、お金が無いと言い出して、
千鳥足でコンビニでお金を下ろしに
行きました。後部席には高級そうなカバンが
置いてあります。
その時の出来事です。
◯タイトル
『客泥棒』
〈登場人物〉
枝豆久太郎(50)
サラリーマン(30)
個タクのオッサン(70)
◯六本木(夜)
ギラギラと明るい深夜の六本木交差点……。
手を上げるサラリーマン(30)
車を止めドアを開ける久太郎(50)
ふらつきながら乗りこむサラリーマン。
◯同・タクシー車内(夜)
久太郎、にっこりと、作り笑顔で。
久太郎「こんばんわ、ドアを閉めますよろしいでしょうか、どちらまで参りますか?」
サラリーマン「芝大門まで……」
久太郎「はい。かしこまりました」
すぐに、後部席に倒れ込むサラリーマン。
走り出すタクシー。
◯芝大門(夜)
走るタクシー。東京タワー、増上寺を過ぎると、
芝大門が見えてくる……。
久太郎「お客様、大門ですが、どの辺りにお止めしますか」
◯同・タクシー車内(夜)
もうろうとした顔で、シドロモドロな声で。
サラリーマン「……金が無い」
久太郎「?……」
サラリーマン「コ、コンビニで下ろしに……」
ドアを開ける久太郎。
千鳥足でサラリーマンが歩いて行く。
◯大門近くのコンビニ(夜)
ハザードランプを点滅して停車してる
久太郎のタクシー。
周辺には客待ちの数台のタクシーが止まってる。
× × ×
サラリーマンがふらつきながら戻って来る……。
パタン、パタンと手招きするように、
ドアを開け閉めする、個タクのオッサン(70)のタクシー。
……罠に吸い寄せられる魚??の様に、ふらふらと
個タクのタクシーに乗ってしまうサラリーマン。
◯久太郎のタクシー車内(夜)
唖然とする久太郎。
久太郎「おっ、おいおい、なんてこった!」
◯芝大門(夜)
サラリーマンを乗せて、新橋方面に向かって走り出す個タク……。
追いかける久太郎のタクシー??。
◯久太郎のタクシー車内(夜)
必死の表情でハンドルを切る久太郎。
久太郎「ちょっと、待てー!」
個タクを追いかける久太郎のタクシー。
久太郎「そこの個タク、待てー、客泥棒!」
〈続く〉……。
タクシーが、タクシーを追いかける珍事!
このサラリーマンとは、ほとんど会話していませんでしたが、個タクに吸い寄せられて行った時の
姿は、何ともユーモラスで、思い出すたびに
笑ってしまいます。
久太郎でした。